M!プロデューサー対談~初演から現在まで~覚書②
M!プロデューサー対談~初演から現在まで~のつづき↓↓↓
ここで東宝演劇部秘蔵映像を流してくれた♪
☆初演:芳雄ヴォルフ&松コンス「愛していればわかりあえる」
芳雄さんが若い!!!この時22歳くらい?初々しいヴォルフ。
☆初演:あっきーヴォルフ「なぜ愛せないの」
伝説のあっき―ヴォルフ!上手すぎてびっくりした!!!
あの難しい歌を無理なく自然に歌っていて…この時ですでに完成している。
・・・おそろしい子!
(岡本さんのあっきー談)
あっき―はヴォルフそのものと言われていたけど、まさにその通りの自由人。
毎回演技が違うからアマデが戸惑っていてかわいそうだった。
当時のあっきーはシンガーソングライターであり、あっきーにとっては公演自体がLIVE感覚。演劇には大体ある程度の形や決まり事などがあるけど、当時のあっきーにはそれがあまり通じてなくて毎回変わるし本当に自由だった。
2007年時点であっきーから卒業したいと申し出があった。
今でこそミュージカル俳優として読売演劇大賞を受賞するなど活躍しているけど、当時はまだシンガーとしての気持ちが大きく、山口祐一郎さんの舞台を観に来ていたあっきーが祐さまに「ヴォルフをやめたい」と漏らしたことから、祐さまが「あっきーが辞めたいと言ってる」と岡本さんの所へ来て、それから二人であっきーを説得したそうだ。
説得もむなしくあっきーはM!を降板。
その次を誰にするかがとても困った。これは芳雄さんが辞めるとなった時もそう。
名前は言えないけど、きっと皆さんが頭に思い浮かぶような人の歌は全員聴いている。
日本側だけでキャストは決められない。
ウィーン側(クンツェ&リーヴァイ)に必ず了承を得ないといけない。
クンツェ&リーヴァイは、エリザベートとヴォルフガングに関しては求めるもののハードルが特に高い。
育三郎の時はレミゼに出ていたけど、当時のいっくんはまだCDなどの音源がなく、唯一、出演していたある作品(忘れた)の音源があり、それをウィーンに送って聴いてもらい、結果育三郎に至った。その時育三郎は23歳。そう考えると古川の30歳でM!デビューというのはかなり遅い気もするが、周りも(市村さんや祐さまなど)歳を取っているからそんなに問題ないか(笑)
ここでいっくん初演時の映像。
☆育三郎初演ヴォルフ「影を逃れて」
今回私はいっくんver.観てないけど、やっぱりいっくんも上手かったなぁ。
このいっくんが初演の時の初日に実はあばらを折っていたそうだ。あるシーンでアンサンブルの中にダイブするシーンがあってそこで落ちたわけではないけど、何かしらあってあばらを折ったらしい。それからそのシーンが違う動きに変更になったらしい。
☆モーツァルトが亡くなった35歳で卒業する
初演から長年ヴォルフガングを演じてきた芳雄さんが、モーツァルトが亡くなった年齢と同じ35歳を迎えた時にこの役から卒業することになった話について。
これは芳雄さんが自分から言い出した話で東宝側からは誰も何も言っていないとのこと。
ちなみにいっくんは、35歳で辞めるつもりはないらしい。僕は35歳過ぎてもやりたいと宣言したそうだ。
それなら、ぜひ古川雄大も少なくとも30代の間は続けてもらえたら嬉しいなぁ^^
ヴォルフガングデビューが遅かったのもあるしね。大体3年おきくらいに再演と考えたらあと3回はできるかな・・・?(笑)
ゆんは割とどの役でもハマリ役になると思うけど、ヴォルフガングは今まで演じた役の中で1番のハマり役だと、個人的には思っています☆
そのくらい本当に素晴らしかったし、ヴォルフガングとしてそこに生きていたの!!!
上記にあるけど、芳雄さんの次のヴォルフガングには本当にたくさんの候補がいたと思うの。私たちが頭に浮かぶような人たちの歌はすべて聴いているってことだし。それに、ウィーン側の課す高いハードルを超えて承認を得なければヴォルフガングになることはできないという中から、古川雄大が日本で4人目のヴォルフガングに選ばれたということを知って、ちゃんと実力を評価されて(もちろん伸びしろも込みだと思うけど)選ばれたのだなぁと思ったらとても誇らかったし、ファンとしてこんなに嬉しいことはないなと思いました!!!
③につづく。